保険にもセカンドオピニオンは必要?相談のポイントについても解説
「セカンドオピニオン」と聞くと、主治医とは別の医療機関の医師に第二の意見を求めることを想像する人が多いでしょう。しかし、最近では医療だけではなく、保険選びでもセカンドオピニオンが注目されています。「保険の提案を受けているけど、保険料が高い気がする」「保険に加入してから時間が経っているけど、このままでいいのだろうか」といった悩みや不安がある場合は、一人で悩まずに保険の専門家に意見を聞くことが重要です。
ここでは、保険選びにおけるセカンドオピニオンの目的や必要性、メリットの他、保険のセカンドオピニオンを受ける方法、ポイント等についても詳しく解説します。
保険のセカンドオピニオンとは?
保険のセカンドオピニオンとは、主に保険商品や契約内容に関して、複数の専門家やアドバイザーに意見を求めることを指します。セカンドオピニオンは、主治医の診断や治療方針に患者が疑問や不安を感じる場合に、別の医師に意見を求める等、医療分野では一般的な用語です。しかし最近では、保険の分野でもセカンドオピニオンが求められることが多くあります。保険におけるセカンドオピニオンの内容について、詳しく見ていきましょう。
保険におけるセカンドオピニオンの目的
保険におけるセカンドオピニオンの目的は、すでに加入している保険や保険会社等から提案を受けている保険が、自分の状況により適した選択であるかどうかを確認することです。
保険の場合、「家族や知人にすすめられた」「車を購入したディーラーや不動産会社に提案された」等、目的が不明確なまま加入してしまうことも少なくありません。しかし、保険は高額商品です。特に生命保険の場合、月々の保険料が数千~数万円という額であっても、最終的には数百万~1千万円以上になる保険商品もあります。車やマイホームを購入する場合と同様に、保険においても自分に合うものをしっかりと比較検討して選ぶことが大切です。
保険のセカンドオピニオンを受けることで、必要な保障に過不足がないかを知り、納得して保険に加入できます。
保険のセカンドオピニオンは誰からどのタイミングで受けたらいい?
保険のセカンドオピニオンを受ける際は、保険や金融に関する専門知識を有した第三者に相談することが重要です。多くの保険会社、保険商品に精通している人に相談することで、より自分の状況に適した保険選びができるでしょう。
セカンドオピニオンを受ける適切なタイミングは、保険の新規加入や家計の見直し、現在加入中の保険の更新時、またはライフステージが変化した場合等が挙げられます。また、こうした状況の変化にかかわらず、保険に関して不安や疑問が生じたら、保険のセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。
保険のセカンドオピニオンと保険会社の「セカンドオピニオンサービス」の違い
保険のセカンドオピニオンというと、保険会社の「セカンドオピニオンサービス」をイメージする人もいるでしょう。セカンドオピニオンサービスとは、保険会社が各診療科における専門医からセカンドオピニオンが受けられるように調整するサービスのことです。
本記事で伝えるセカンドオピニオンと保険会社のセカンドオピニオンサービスは内容も目的も異なります。
保険会社のセカンドオピニオンサービスが契約者等を対象とした保険会社独自の付帯サービスであるのに対し、本記事での保険のセカンドオピニオンは、保険の新規加入や見直しの際に、誰もが受けられる保険相談を指します。
■保険のセカンドオピニオンと保険会社のセカンドオピニオンサービスとの比較
保険のセカンドオピニオン | 保険会社のセカンドオピニオンサービス | |
---|---|---|
内容 | 保険選びにおけるセカンドオピニオン | 医療におけるセカンドオピニオン |
対象者 | 誰でも | 契約者、被保険者、同居の親族等 |
目的 | 保険相談 | 保険会社独自の付帯サービス |
保険のセカンドオピニオンの必要性
保険のセカンドオピニオンの必要性が高まっている理由は、専門知識がないと自分に合った保険選びが難しいことが挙げられます。近年、保険商品は多様化しており、数多くの商品が販売されています。似たような保障内容でも、保険会社によって商品名が異なる場合もあり、自分に合った保険選びは容易ではありません。
また、保険商品そのものが複雑であることも理由のひとつでしょう。必要な保障を得るためには、細かな保障内容を十分に理解する必要があります。例えば、「医療機関に通院したら給付金がもらえると思っていたら、退院後の通院だけが給付対象だった」「同じ保障内容でも、非喫煙者だと保険料を抑えられたプランがあった」といったことに、加入後に気づくケースも少なくありません。
こうしたことから、保険選びにおけるセカンドオピニオンの必要性が高まっているのです。
保険のセカンドオピニオンを受けることで得られるメリット
保険のセカンドオピニオンを受けると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは代表的なメリットを3つご紹介します。
迷いや不安が解消される
保険のセカンドオピニオンを受けると、専門的で難解な保障内容も噛み砕いて説明してもらえるため、契約内容への理解が深まり、迷いや不安が解消されます。また、自分が将来のライフイベントにおいて何にどのくらい備えたいのかが明確になれば、他の商品と比較検討しながらプランを選ぶことができます。「今の保険を見直す必要がある」「提案されている保険は必要ない」といった判断ができるようになれば、納得した決断ができるでしょう。
保険料を抑えられる可能性がある
保険のセカンドオピニオンを受けることによって、今よりも保険料を抑えられる可能性があります。同じような保障内容であっても保険会社によって保険料が異なるため、複数の商品を比較検討することで、提案を受けていた保険商品よりも保険料が割安な保険商品を選択できるケースも少なくありません。また、保障内容が本人の望む以上に手厚くなっている場合は、プランや保障内容を変更することで保険料を抑えられます。
最新の保険事情を知ることができる
最新の保険事情をインプットできることも、保険のセカンドオピニオンを受けるメリットのひとつです。保険会社は、世の中のニーズや時代背景、競合商品を考慮して商品開発を行っています。特に医療保険においては、商品自体が大幅に変わらなくても、特約が追加されたり、保険料が改定されたりといった見直しが行われることも少なくありません。こうした最新の保険事情を聞いておけば、選択肢の幅が広がるでしょう。
保険のセカンドオピニオンを受ける際の注意点
セカンドオピニオンを受ける際は、保険会社一社専属でその保険会社の保険商品だけに精通している人を選ばないように注意しましょう。限られた選択肢の中からの提案になる可能性が高くなります。保険のセカンドオピニオンを受ける際には、多くの保険会社、保険商品に精通している人に意見を求めることが大切です。
保険のセカンドオピニオンを受ける際の流れ
保険のセカンドオピニオンを受ける際の流れは、相談先によっても異なります。ここでは、一例として一般的な流れをご紹介します。
1. 現在の状況についてヒアリング
まずは、現在の職業や家族構成、過去の病歴等の状況の他、保険でいつ何に備えたいのかといったニーズについて詳しくヒアリングが行われます。
2. 必要な保障をシミュレーション
ヒアリングを基に、将来のライフイベントを想定した費用感や貯蓄額等を具体的にシミュレーションし、必要な保障を明確にします。
3. 保障の過不足を確認
提案を受けている、または現在加入中の保険の内容と、必要な保障とを照らし合わせ、過不足を確認します。
4. 必要に応じて改善策を提案
必要な保障に過不足があれば、より相談者に合う改善策として他のプランへの変更や保険商品への新規加入の提案等のアドバイスを受けます。
保険のセカンドオピニオンを受ける際のポイント
保険のセカンドオピニオンを受ける際には、押さえておきたいポイントがいくつかあります。以下で詳しく見てみましょう。
保険の提案書や保険証券を準備する
保険のセカンドオピニオンを受ける際には、今提案を受けている保険の提案書や加入中の保険の保険証券を準備しておくことが大切です。保険商品は複雑なものが多く、提案を受けている保険や加入中の保険について、口頭で伝えるのは簡単ではありません。保険に精通した相談先なら、提案書や保険証券等の書類を読めば詳細まで正しく理解できるため、より具体的なアドバイスができるようになります。それにより、相談者も納得感のある保険選びができるでしょう。
疑問や不安があれば遠慮なく伝える
相談中に疑問や不安があれば遠慮なく伝えることも、セカンドオピニオンを受ける際のポイントです。「保険料を抑えたいけどどうしたらいいのか」「老後にどのくらいの備えがあればいいのか」「この保険でいいのか不安」といったこと等、漠然としていても構いません。理解ができない点は納得いくまで質問することで、保険の知識を深められるだけでなく、疑問や不安を解消できるプランの提案をしてもらいやすくなります。
保険のセカンドオピニオンを受けて納得して保険を選ぼう
数多くの保険商品の中から、自分のライフスタイルやニーズに合うプランを選ぶことは簡単ではありません。保険選びに迷ったら、信頼性のある保険の専門家に相談することが大切です。保険のセカンドオピニオンとしてどこに相談すればいいのか迷ったら、「ほけんの窓口」がおすすめです。
「ほけんの窓口」では、保険の選択肢を広げ、保険をもっと自由に選んでもらいたいという思いから無料相談の取り組みを「保険のセカンドオピニオン」と名付け、お客さまに合った保険選びをサポートしています。現在、保険会社で提案を受けている検討中の保険商品や、すでに加入済みの保険商品についても、無料で相談が可能です。保険商品に精通したライフパートナーが、40社以上300商品以上の保険の中から一人ひとりに合うプランを提案します。
保険のセカンドオピニオンを受けたい場合は、ぜひ「ほけんの窓口」にご相談ください。