※本ページは2024年12月18日に更新しております。ただし、商品によっては最新の情報でない場合がございます。

生命保険

生命保険は、病気やケガ、自身・家族の死亡、介護等の事態に備える保険です。万が一の際には保険金や給付金が支払われ、自分や家族の生活を守ることができる相互扶助の仕組みが成り立っています。

生命保険とは

生命保険には多様な保険商品があり、加入の目的によって必要となる保障の内容が異なります。そのため、生命保険を選ぶ際は、何のために生命保険に入るのかについて明確にしておくとよいでしょう。加入の目的ごとに、どのような生命保険があるかについて解説します。

死亡に備えるための保険

生命保険に加入する代表的な目的として、死亡への備えが挙げられます。死亡に備えるための保険には、終身保険や定期保険、収入保障保険、養老保険等が該当します。これらは被保険者に万が一のことがあった場合でも、遺族が経済的に困らないようにすることを目的とした保険です。被保険者が死亡または保険会社所定の高度障害状態になった場合、受取人に保険金が支払われます。

■死亡に備えるための主な保険

種類内容
終身保険

解約しない限り、一生涯保障が続く。被保険者が死亡または保険会社所定の高度障害状態となった場合に保険金が支払われ、途中で解約した場合、払込んだ保険料と期間に応じて解約返戻金が受取れる

定期保険

保険期間が一定の期間となっており、期間内に被保険者が死亡または保険会社所定の高度障害状態となった場合に保険金が支払われる。基本的に保険料は掛け捨てとなる

収入保障保険

保険期間中に被保険者が死亡または保険会社所定の高度障害状態になった場合、年金のように月払で保険金が受取れる

養老保険

保険期間が一定の期間となっており、期間中に被保険者が死亡または保険会社所定の高度障害状態となった場合は死亡保険金が、満期まで生存していた場合は満期保険金が受取れる

終身保険と定期保険の違いについては、下記の記事をご覧ください。
死亡保険とは?終身と定期の違いと自分にあった選び方を解説

病気やケガに備えるための保険

病気やケガに備えるための保険には、医療保険やがん保険、就業不能保険等が挙げられます。病気やケガをした際の治療費や生活費に備えるための保険です。

■病気やケガに備えるための主な保険

種類内容
医療保険

病気やケガで入院・通院したり、手術を受けたりした場合に給付金が受取れる

がん保険

がんの治療に特化した保険で、がんと診断された場合や、がんで入院・通院および手術した場合に給付金が受取れるものが多い

就業不能保険

病気やケガで長期間働けなくなった場合に、給付金が受取れる。働けないあいだの収入減少をカバーすることができる

がん保険については、下記の記事をご覧ください。
がん保険はいらない?不要といわれる理由や必要性が高い場合を解説

介護に備えるための保険

被保険者に介護が必要になった場合に備え、介護費用をカバーするための保険もあります。公的な介護保険を補完する役割があり、被保険者が要介護状態になった時等に、一時金や年金形式で給付金が受取れます。介護の経済的な負担を軽減することが可能です。

老後に備えるための保険

老後に備えるための保険には、個人年金保険があります。個人年金保険は、一定年齢まで毎月保険料を払込み、受取開始時期になると年金形式で受取れます。受取期間は、終身タイプと一定期間タイプがあり、公的年金制度に加えて、個人年金保険で老後資金を準備することで、老後の生活に備えることが可能です。

個人年金保険については、下記の記事をご覧ください。
個人年金保険とは?メリット・デメリット、選び方をわかりやすく解説

子どもの教育費に備えるための保険

子どもの教育に備えるための保険には、学資保険があります。学資保険は、子どもが一定の年齢(18歳等)になった時や、小学校・中学校・高校・大学等の入学のタイミングで、祝金や満期保険金が受取れる保険です。多くの学資保険では、保険料払込期間中に契約者(保護者)が死亡または保険会社所定の高度障害状態になった場合、その後の保険料の支払いが免除になったり、子どもの入院、手術等の際に給付金が受取れたりする特約を付加することができます。

生命保険の選び方

生命保険を選ぶ際は、保険に加入する目的や、自分に必要な保障を明確にすることが重要です。加入すべき保険の種類が決まったら、保障の期間、必要となる保険金の額、保険料と払込期間が適切かを検討していきましょう。

必要な保障を明確にする

生命保険を選ぶ際、まずは必要となる保障を明確にしましょう。家族構成やライフステージによって必要な保障は異なります。そのため、どのような事態に備えるための生命保険への加入なのか確認し、自分や家族にとって必要な保障を明確にすることが大切です。

保障期間を検討する

必要な保障が明確になったら、保障期間を検討しましょう。ライフステージによって、保障が必要な期間は変化します。例えば、一家の稼ぎ手に万が一のことがあった場合に備えたい場合でも、子どもが独立するまでの一時的な保障が必要なら定期保険、配偶者の老後まで考えて一生涯の保障を求めれば終身保険といったように、適した生命保険は違ってきます。

必要な保障額を検討する

保障期間の次は、必要な保障について、保険金や給付金がどれくらいあればよいかを検討します。必要な費用から生命保険以外で得られる保障(公的保障等)を引いた金額が、保障額の目安です。例えば、一家の稼ぎ手が亡くなった場合の遺族の生活費を確保するのが目的なら、遺族の生活費および葬儀費用、住宅の賃料等の金額を見積もり、その金額から、受給する遺族年金や遺族の勤労収入、自己資産等を引いた額が、おおよその必要保障額となります。

保険料と払込期間を検討する

必要な保障額が明らかになったら、保険料と払込期間を検討しましょう。保障が充実していても、保険料が高すぎれば、家計の負担となってしまいます。保険金や給付金が高くなるほど、保険料も高くなるので、無理なく支払える保険料の保険商品を選択することも重要です。必要な保障に対して、保険料の負担が大きいようなら、払込期間を長くする等の対処方法もあります。

監修者プロフィール

原 絢子
日本FP協会 AFP認定者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

自分で保険の見直しを行ったのをきっかけに、お金の知識を身につけることの大切さを実感し、ファイナンシャルプランナーとして活動を始める。モットーは「自分のお金を他人任せにしない」。一人でも多くの人がお金を味方につけて、自分の思い描く人生を歩んでほしいと、マネーリテラシーの重要性を精力的に発信している。FPサテライト株式会社所属FP。

原 絢子

生命保険のよくあるご質問

生命保険はどのような仕組みの保険ですか?
生命保険は、契約者が保険料を出し合い、病気やケガ等でお金が必要な契約者に対して保険金や給付金が支払われる、相互扶助の仕組みで成り立っています。病気やケガ、自身・家族の死亡、介護等、万が一の際には保険金や給付金が支払われ、自分や家族の生活を守ることができます。
生命保険にはどのような種類がありますか?
生命保険には、死亡に備えるための「死亡保険」、病気やケガのために備える「医療保険」、介護に備えるための「介護保険」、老後に備えるための「個人年金保険」、子どもの教育費のための「学資保険」等があります。
生命保険でどのようなリスクに備えられますか?
生命保険で備えられるリスクには、死亡リスク、病気・ケガのリスク、介護や老後の生活費のリスク等があります。また、子どもの教育費を準備しながら、万が一の事態に備えられる保険もあります。
自分に合った生命保険はどのように選んだらよいですか?
自分に合った生命保険を選ぶには、まず、加入の目的を明確にすることが大切です。その上で、保障期間や必要な保障額、無理なく払込める保険料等を検討するとよいでしょう。家族構成やライフステージ、家計の状況等を考慮し、必要な保障を選ぶ必要があります。
掛け捨て型生命保険はどのような保険ですか?
掛け捨て型生命保険は、保障機能のみで貯蓄機能のない保険です。
保険期間中に支払条件を満たす事態が起こらないまま満期を迎えた場合、払込んだ保険料は返ってきません。また、途中解約した場合も、解約返戻金はないか、あってもごくわずかです。その分、貯蓄型生命保険に比べて保険料は割安です。代表的な掛け捨て型生命保険は、定期保険や収入保障保険等があります。
出産を機に保険に加入するならどのような保険がいいですか?
出産を機に加入する保険を考えるなら、生命保険や学資保険を検討しましょう。
例えば、子どもの成長に応じて教育費がかかってきます。また、自分や配偶者に万が一のことがあった際の備えも必要です。そのため、出産を機に生命保険や学資保険への加入を検討する人は少なくありません。すでに生命保険に加入している人も、必要な保障が備わっているか、改めて見直すことをおすすめします。
ライフステージに合わせて保険を見直したほうがいいのはなぜですか?
ライフステージが変わると、保険で備えたいリスクや必要な保障内容も変わってきます。就職、結婚、出産、住宅購入、子どもの独立、定年退職といったライフステージの節目ごとに保険の見直しを行い、自分や家族に必要な保障を選ぶことが大切です。
家族が増える場合にどのような保険に加入したらよいですか?
結婚や出産により家族が増える場合は、万が一のことを考え、のこされた家族に与える影響を考慮して保険を選ぶ必要があります。例えば、結婚のタイミングでは、のこされた家族の生活費や死亡時の葬儀代等に備えるため、終身保険や収入保障保険への加入がおすすめです。また、子どもが生まれた場合は、将来の教育費に備えるために、学資保険への加入を検討するとよいでしょう。
生命保険がいらないといわれるのはなぜですか?
生命保険の加入が不要といわれる背景には、公的医療保険や公的年金制度が適用できること、万が一の場合にかかる費用を貯蓄で対応できること等が理由として挙げられます。また、若い人や健康な人は、保険金が支払われるような万が一の事態が少ないことも理由のひとつです。ただし、思った以上の出費やライフステージの変化等のリスクも考えられるため、必要に応じて生命保険を検討することも大切です。
保険は若い時に加入したほうがいいのはなぜですか?
若い時に生命保険に加入すると、保険料の負担を抑えられる可能性が高いからです。また、若く健康状態が良好なうちに生命保険に申込むと、加入時の審査に通過しやすいというメリットもあります。いざという時に備えて、早めに生命保険に加入しておくのがおすすめです。

お客さまの声

「ほけんの窓口」にご相談いただき、生命保険をご契約いただいたお客さまのご意見やご要望をご紹介いたします。

就職したことがきっかけで、医療保険に加入しようと来店しました。 自分が想像したより、保険にはいろいろな種類や目的があることがわかり、とても役立ちました。 また、専門家の立場で自分の状況に合った保険をいくつか案内してもらえカスタマイズできていったので安心して保険を選ぶことができました。 また、各保険会社の商品についてメリット・デメリットなども非常にわかりやすく話してもらえたため、自分で理解して加入できたこともよかったです。

子どもが生まれ、生命保険や学資保険の相談で窓口へうかがいました。自分たちではなかなかシミュレーションが難しく、どうすればいいか迷っていましたが、知識豊富なスタッフの方が私たちに合ったプランを提案してくださいました。こちらの疑問にもすべて丁寧に納得いくまで説明してもらい、信頼してお任せすることができました。10か月の娘を連れての訪問でしたが、ベビーベッドやキッズコーナー、授乳室まであって、グズるどころかいつもご機嫌で、安心して快適に過ごさせていただきました。

今回初めて「ほけんの窓口」を利用しました。現在加入している保険の保障内容の見直しと、貯蓄性のある保険の相談にうかがいました。保険の種類や保険の仕組みを、最初から丁寧にご説明いただき、納得した上で貯蓄性のある保険の契約をさせていただきました。実際、保険を知らなかったこともあり、「ほけんの窓口」を利用してよかったと思います。 ご自分が加入している保険について、「本当に必要な保険なのか」と疑問に思われたら、「ほけんの窓口」に相談するとよいと思います。

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