ショッピングセンター等によくある保険代理店で契約すると、直接保険会社と契約するよりも保険料が高いのでは、と疑問や不安に思い、保険代理店の利用を躊躇する人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、相談する保険代理店によって、同じ保険商品でも保険料は変わるのかを確認していきましょう。
保険代理店によって保険料は変わるのか
結論から言うと、どこの保険代理店で加入しても、一般的に相談料や手数料等を取られることもなく、同じ保険会社の保険商品であれば保険料が変わることもありません。その理由を解説していきます。
保険代理店は保険会社から手数料を受取るため
保険代理店とは、保険会社から委託を受け、保険会社の代わりに保険商品を販売する事業者です。保険代理店は、お客さまに対して商品の説明や契約手続きを行いますが、直接お客さまと契約を行っているわけではありません。契約自体はお客さまと保険会社間のものであり、保険料を受取るのも保険会社です。保険代理店は、締結された保険契約に応じた手数料を保険会社から受取りますので、一般的にお客さまから相談料や手数料等を取ることはありません。
保険料は保険代理店ではなく保険会社が設定しているため
保険料は、保険会社が設定するものであり、相談する保険代理店によって異なることはありません。保険代理店は、保険会社から委託を受けて保険を販売するだけであり、保険料の設定には関与していないからです。
保険料の割引等が法律で禁止されているため
保険代理店によって手数料を取られたり保険料が割増しになったりすることがない一方、相談する保険代理店によっては保険料の割引等があるのではないかと考える人もいるかもしれません。しかし、保険業法300条1項5号にて、「保険契約者又は被保険者に対して、保険料の割引、割戻しその他特別の利益の提供を約し、又は提供する行為」が保険募集を行う際の禁止事項のひとつとして規定されています。
そのため、保険代理店がキャンペーン等でお客さまに対して保険料の割引等を行うことはできません。
いかがだったでしょうか。
保険代理店によって手数料を取られたり、保険料の割増しや割引をされたりすることはなく、どこで相談されても金銭面で損や得をすることはないので安心してください。
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