保険の種類とは?一覧と種類ごとの特徴をわかりやすく解説
保険とは、多くの人が保険料を出し合い、生活の中で起こるさまざまなリスクに備える制度のことです。ただ、一口に「保険」と言っても、その種類はさまざまです。特に、民間の保険会社が運営する任意加入の保険には、非常に多くの種類があります。保険によって備えるべきリスクや必要な保障(補償)は、人によって異なるため、種類ごとの違いを理解した上で自分に合った保険選びをすることが大切です。
ここでは、民間の保険会社が提供する保険の種類について、網羅的に解説します。全体像を把握して保険選びの参考にしてください。
保険の主な種類や分類
個人が加入する保険は、「公的保険」「民間の保険」の大きく2つに分類されます。このうち公的保険は、一定の要件を満たす人には加入が義務付けられており、「加入しない」という選択肢はありません。
民間の保険とは、公的保険だけではカバーしきれないリスクに備えるために任意で加入する、民間の保険会社が運営する保険のことです。ここからは、保険=民間の保険として解説していきます。
保険には生命保険と損害保険がある
民間の保険は、「生命保険」と「損害保険」に分けられます。生命保険は、主に被保険者の死亡または病気やケガに備える保険です。一方、損害保険は、災害や事故によって生じる損害に備える保険です。
さらに、生命保険と損害保険の中にも、それぞれいくつもの種類があります。例えば、生命保険には終身保険・定期保険・医療保険・がん保険等があり、損害保険には火災保険・地震保険・自動車保険・旅行保険等があります。代表的な保険の種類は、以下の表のとおりです。
■生命保険と損害保険の主な種類
生命保険 | 損害保険 |
---|---|
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生命保険は目的によって3つに分けられる
前述したように、保険は生命保険と損害保険に大別されますが、そのうち生命保険は、加入する目的によって「死亡リスクに備える保険」「病気やケガに備える保険」「将来の資金不足に備える保険」の大きく3つに分けられます。生命保険を選ぶ際は、どのようなリスクに備えたいのか、加入する目的を明確にすることがポイントです。
以下の表に、加入目的別に見た生命保険の種類をまとめました。
■加入目的別に見た生命保険の主な種類
生命保険 | 死亡リスクに備える保険 |
|
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病気やケガに備える保険 |
| 将来の資金不足に備える保険 |
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では、それぞれどのような保険なのか、加入目的別に詳しく見ていきましょう。
死亡リスクに備える生命保険の種類
死亡リスクに備えることを目的とした生命保険は、主に「終身保険」「定期保険」「収入保障保険」の3種類です。それぞれの特徴を解説します。
終身保険
終身保険は、保険期間が一生涯続く生命保険です。被保険者が死亡または保険会社所定の高度障害状態になった際に、加入時に定めた死亡・高度障害保険金が支払われます。また、満期の仕組みがなく、一定期間加入した後に解約した場合は解約返戻金を受取れるため、貯蓄として活用することも可能です。解約時期や契約内容によっては、保険料払込期間終了後に、払込保険料の総額を上回る解約返戻金を受取れる保険商品もあります。
保険料の払込方法には、払込みを一生涯続ける「終身払タイプ」や、一定年齢または一定期間で払込みが満了する「有期払タイプ」、一度にまとめて払込む「一時払タイプ」があり、加入目的や将来設計に応じて選択できます。
終身保険については、以下の記事をご覧ください。
終身保険のメリットとデメリットは?必要性を種類・目的別に解説
定期保険
定期保険は、保険期間があらかじめ決まっている生命保険です。終身保険と同じく、被保険者が死亡または保険会社所定の高度障害状態になった際は、死亡・高度障害保険金が支払われますが、保険期間が一定年齢や一定期間に定められているという特徴があります。一般的に、満期保険金や解約返戻金がない掛け捨て型の保険となり、その分、保険料は終身保険よりも割安です。
定期保険の期間の設定方法には2種類あります。「加入から10年間」というように年数で設定する「年満了」と、「60歳まで」のように被保険者の年齢で設定する「歳満了」です。年満了は満期になったら契約が自動更新となる「更新型」で、歳満了は満期になると契約終了となる「全期型」であることが一般的です。
なお、定期保険の中には、葬儀等の費用に備えるための「葬儀保険」と呼ばれる保険があります。葬儀保険は、少額短期保険会社や保険代理店のインターネットサイト等で通信販売されており、多くの場合、対面型の保険ショップ等では取扱いがありません。多くの葬儀保険は1年更新の掛け捨て型の死亡保険で、少額の保険金額から加入でき、一般的な生命保険等と比べて保険料が割安です。
定期保険については、以下の記事をご覧ください。
定期保険の特徴や加入の必要性、代表的な3種類と見直す際の注意点
葬儀保険については、以下の記事をご覧ください。
葬儀保険(終活保険)とは?葬儀費用に保険で備える必要性
収入保障保険
収入保障保険は、被保険者が死亡または保険会社所定の高度障害状態になった際、年金のように、満期まで毎月決まった額の保険金が支払われる保険です。支払われる保険金の額は毎月一定で、保険期間の経過とともに受取る期間が短くなるので、受取総額は徐々に減少していきます。一般的には定期保険より保険料が割安な傾向があり、低年齢の子どもがいる世帯からのニーズが高い保険です。
収入保障保険については、以下の記事をご覧ください。
収入保障保険とは?メリット・デメリットや必要な人を解説
病気やケガに備える生命保険の種類
病気やケガに備える生命保険には、医療保険やがん保険をはじめ、さまざまな種類があります。それぞれの特徴を解説します。
医療保険
医療保険は、公的医療保険制度だけではまかなえない医療費をカバーするための保険です。公的医療保険を利用した場合の自己負担分の補填の他、入院時の差額ベッド代や食事代、先進医療の技術料のような、公的医療保険制度が適用されない費用を補うこともできます。
医療保険には、保険期間の違いによって「終身医療保険」と「定期医療保険」、貯蓄性の有無によって「掛け捨て型」と「積み立て型(貯蓄型)」等の種類があり、保障内容や給付金額、保険料は、保険会社や保険商品によっても異なります。そのため、自分や家族の状況を考えた上で、必要な保障が受けられる保険を選ぶことが大切です。
医療保険については、以下の記事をご覧ください。
医療保険とは?公的医療保険制度と民間の医療保険の違いと種類、仕組みを解説
女性向け医療保険
女性向け医療保険とは、一般的な医療保険よりも、女性特有の病気による入院・手術に対する備えを手厚くしている医療保険です。女性特有の病気の例としては、乳がんや子宮がんの他、子宮筋腫、卵巣のう腫等が挙げられます。また、切迫流産や切迫早産、帝王切開、妊娠高血圧症候群等、妊娠・出産時のリスクに備えることも可能です。
女性特有の病気に備えるためには、女性向け医療保険に加入する他、一般的な医療保険に女性医療特約を付帯する方法もあります。
妊娠・出産に備える保険については、以下の記事をご覧ください。
妊娠中に加入したい保険は?出産までの費用やリスク、公的制度を解説
出産費用に保険は適用される?利用できる公的制度についても解説
引受基準緩和型医療保険・無選択型医療保険
持病や既往症がある人向けの医療保険として、申込時の告知項目が少ない引受基準緩和型医療保険と、告知なしで申込める無選択型医療保険があります。いずれの保険も、持病や既往症があっても加入しやすい反面、一般的な医療保険に比べて保険料が割高で、加入後一定期間は保障が制限される場合もあります。特に、無選択型医療保険は、引受基準緩和型医療保険よりもさらに保険料が割高です。
ただ、持病や既往症があっても、健康状態によっては一般の医療保険に加入できるケースもあります。そのため、持病等がある場合は、まず一般の医療保険に加入できないかを確認し、次に引受基準緩和型、最後に無選択型の順で検討を進めていくとよいでしょう。
引受基準緩和型医療保険・無選択型医療保険については、以下の記事をご覧ください。
持病があっても入れる保険はある?選び方とメリット・デメリットを解説
がん保険
がん保険は、がんに特化した保障を設けている保険です。がんと診断された際やがんの治療のための手術を受けた際等に、その内容に応じて給付金を受取ることができます。主な保障内容は、がんと診断された際に受取れる「がん診断一時金」、公的医療保険制度対象の手術・放射線治療・抗がん剤治療を受けた際に受取れる「がん治療給付金」、がんの治療を目的とした入院の際に受取れる「がん入院給付金」等です。
また、がん保険には、保障が一生涯続く「終身がん保険」と、10年、15年等、保険期間があらかじめ決まっている「定期がん保険」があります。
がん保険については、以下の記事をご覧ください。
がん保険とは?医療保険との違いや選び方、加入時の注意点を解説
就業不能保険
就業不能保険は、病気やケガのために長期間働けず、収入が減少してしまうリスクに備える保険です。保険会社所定の就業不能状態になった場合に、一時金あるいは毎月定額で給付金を受け取ることができます。保険会社所定の就業不能状態とは、一般的に、「病気やケガの治療のための長期入院」「医師の指示による在宅療養」「障害等級1級または2級」等を指します。
就業不能保険については、以下の記事をご覧ください。
就業不能保険とは?働けなくなった時に備える保険のメリット・デメリット
介護保険
介護保険は、介護が必要になった際、公的介護保険ではまかないきれない経済的負担のリスクに備える保険です。保険会社所定の介護状態になった場合に、一時金や年金形式で給付金を受取ることができます。保険会社所定の条件を満たせば、年齢に関係なく給付が受けられ、受取った給付金の使い道は自由なので、介護施設の利用料や介護食代、おむつ代、住まいのバリアフリー改築費等の他、介護のために休職した場合の生活費にあてることも可能です。
介護保険については、以下の記事をご覧ください。
民間の介護保険の必要性やメリット・デメリット、選び方を徹底解説
将来の資金不足に備える生命保険の種類
将来の資金不足に備えるための生命保険には、主に「個人年金保険」「養老保険」「学資保険」の3つが挙げられます。それぞれの内容について解説します。
個人年金保険
個人年金保険は、国民年金や厚生年金といった公的年金を補うために、個人が任意で加入する私的年金のひとつです。60歳や65歳等、所定の年齢まで保険料を払込み、契約時に定めた受取開始時期になったら、一定期間または終身にわたって年金を受取ることができます。公的年金だけでは老後の生活が不安な場合は、個人年金保険に加入することで、将来の生活資金にゆとりを持つことができます。
個人年金保険については、以下の記事をご覧ください。
個人年金保険とは?メリット・デメリット、選び方をわかりやすく解説
養老保険
養老保険は、死亡保障と貯蓄の両方を兼ね備えた保険です。契約時に定めた保険期間中に、被保険者が死亡または保険会社所定の高度障害状態になった場合は、死亡保険金が支払われます。また、何事もなく保険期間が終了した場合には、満期保険金を受取ることができます。
保険期間には「年満了」と「歳満了」の2種類があり、死亡保険金と満期保険金は基本的に同じ金額です。保険料は、貯蓄性がある分、掛け捨てタイプの生命保険と比べると割高になる傾向があります。
養老保険については、以下の記事をご覧ください。
養老保険とは?メリット・デメリット、終身保険との違い等を解説
学資保険
学資保険は、主に子どもの教育費を準備することを目的とした、貯蓄性のある保険です。基本的には保護者が契約者となって加入し、子どもの進学のタイミング等、契約時に定めた時期に、祝金や満期保険金を受取ることができます。多くの学資保険では、契約者である保護者が死亡または保険会社所定の高度障害状態になった場合、以後の保険料を払込まなくても満期保険金等を受取れる保険料払込免除特約があります。
学資保険については、以下の記事をご覧ください。
学資保険とは?メリット・デメリットや仕組みについて解説
損害保険の主な種類
損害保険は、災害や事故等によって生じる損害に備えるための保険です。火災保険や地震保険、自動車保険をはじめ、さまざまな種類があります。それぞれの種類について見ていきましょう。
火災保険
火災保険は、火災等によって発生した建物や家財の損害を補償する保険です。一般的には、火災をはじめ、水災、風災、落雷等の自然災害や、盗難による損害も補償対象となります。ただし、地震や噴火またはこれらによる津波を原因とする火災は、火災保険では補償の対象にはならないため、別途、地震保険への加入の検討が必要です。
火災保険については、以下の記事をご覧ください。
火災保険のおすすめの選び方は?補償対象や補償範囲等を解説
地震保険
地震保険は、地震を原因とする建物や家財の損害を補償する保険です。具体的には、地震や噴火またはこれらによる津波を原因とする火災、損壊、埋没、流出といった損害が補償されます。地震等による被災者の当面の生活と生活再建を支えることを目的としているため、「地震保険に関する法律」に基づき国と損害保険会社が共同で運営する、公共性の高い保険となっています。
なお、地震保険は火災保険とセットで加入する必要があり、単独での加入はできません。
地震保険については、以下の記事をご覧ください。
地震保険は入るべき?必要性や火災保険との違い、補償について解説
自動車保険
自動車保険は、自動車事故等によって生じる損害に備えるための保険です。すべての自動車に加入が義務付けられている「自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)」と、個人が任意で加入する「任意保険」の大きく2種類に分けられますが、一般的には「自動車保険」というと任意保険のことを指します。
自動車保険(任意保険)の補償内容にはさまざまな種類があり、代表的なものに、対人賠償責任保険、対物賠償責任保険、車両保険、人身傷害保険、搭乗者傷害保険等があります。
自動車保険については、以下の記事をご覧ください。
自動車保険の種類とは?自賠責保険と任意保険の違いや補償範囲を解説
バイク保険
バイク保険は、バイク(二輪自動車・原動機付自転車)を運転中等の事故に備える保険です。自動車保険と同様、「自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)」と「任意保険」に大別されますが、一般的に「バイク保険」というと任意保険を指します。
バイク保険(任意保険)は、対物賠償や搭乗者傷害等、自賠責保険の補償ではまかないきれない損害もカバーすることが可能です。バイク事故は自動車事故に比べれば発生数は少ないものの、ひとたび事故が起こると、自動車よりも大ケガや死亡の危険性が高くなります。そのため、バイク保険で事故のリスクに備える必要性は高いといえるでしょう。
バイク保険については、以下の記事をご覧ください。
バイク保険(任意保険)は必要?自賠責保険との違いや選び方を解説
自転車保険
自転車保険は、自転車事故による運転者のケガや、相手への損害賠償に備えるための保険です。インターネット経由やサイクルショップ、自転車安全整備店、コンビニエンスストア、保険代理店等、さまざまな場所で加入が可能です。
近年、自転車による重大事故で高額な賠償責任が生じるケースもあるため、多くの自治体では、自転車保険への加入義務化または努力義務化が進んでいます。自転車保険への加入が義務化・努力義務化されている地域に住んでいる人をはじめ、日常的に自転車を使用する人も、自転車保険に加入しておくと安心でしょう。
自転車保険については、以下の記事をご覧ください。
自転車保険の入り方とは?どこで入る?加入方法や保険の選び方を解説
傷害保険
傷害保険は、日常生活におけるケガに備える保険です。ケガによる死亡や、入院・通院の際に、保険金が受取れます。スポーツ中や通勤中、旅行中、交通事故によるケガ等、補償対象は幅広いものの、「急激な事故」「偶然な事故」「外来的な事故」の3つに該当することが条件となります。なお、病気は補償対象外です。
所得補償保険
所得補償保険は、病気やケガによって働けなくなった場合の、所得の損失分を補償する保険です。保険金額は、公的医療保険からの給付内容等を考慮した上で、保険契約締結直前12か月における平均月間所得の50~70%で設定することが一般的です。平均月間所得額を上回る保険金を受取ることはできません。
所得補償保険については、以下の記事をご覧ください。
所得補償保険とは?就業不能保険等との違いやおすすめの選び方
海外旅行傷害保険
海外旅行傷害保険は、海外旅行中のトラブルや損害に備えるための保険です。例えば、海外旅行や海外出張、留学等で渡航した際の、病気やケガによる死亡・後遺障害・治療費用や、賠償責任、携行品損害、救援者費用等が補償されます。
なお、クレジットカードの中には、海外旅行傷害保険が付帯されているものがあります。海外旅行傷害保険への加入を検討する際には、クレジットカードの付帯保険の補償内容や条件等を、事前に確認しておくとよいでしょう。
海外留学保険については、以下の記事をご覧ください。
海外留学保険とは?選び方のポイントや必要性を解説
ペット保険
ペット保険は、ペットの病気やケガに備えるための保険です。主な補償内容は、ペットの入院・手術・通院です。また、保険商品によっては、ペットが他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりして損害賠償責任を負った際に補償が受けられる特約を設けているものもあります。
ペット保険については、以下の記事をご覧ください。
ペット保険はいらない?必要な人・不要な人の特徴を解説
ゴルファー保険
ゴルファー保険は、ゴルフのプレー中のケガや他人への賠償費用、ゴルフ用品の破損・盗難等、ゴルフに関わるリスクにまとめて備える保険です。ゴルフ中のトラブルだけではなく、ホールインワンやアルバトロスを達成した際の、祝賀会や記念品の購入費用等も補償対象となります。
保険選びに迷ったら専門家に相談しよう
保険は「生命保険」と「損害保険」の2つに大別され、それぞれ数多くの種類があります。人生において、備えるリスクはひとつだけではありません。そのため、目的に応じて複数の保険商品を組み合わせ、自分に合ったプランを選択するケースも多くあるでしょう。
ただ、たくさんの保険商品を比較し、自分に合うプランを検討するのは簡単なことではありません。自分だけで保険選びをしようとすると、必要な保障(補償)が漏れてしまったり、逆に希望よりも手厚くなりすぎてしまったりするかもしれません。
自分に合った保険選びをしたい場合は、保険の専門家に相談することをおすすめします。「ほけんの窓口」では、保険選びにおける質問や見積り等が、何度でも無料で相談できます。保険選びに関する悩みや疑問も、お気軽にご相談ください。
- ※特約の名称や補償内容は保険会社ごとに異なります。
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(2024年5月承認)B24-200242
監修者プロフィール
原 絢子
日本FP協会 AFP認定者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
自分で保険の見直しを行ったのをきっかけに、お金の知識を身につけることの大切さを実感し、ファイナンシャルプランナーとして活動を始める。モットーは「自分のお金を他人任せにしない」。一人でも多くの人がお金を味方につけて、自分の思い描く人生を歩んでほしいと、マネーリテラシーの重要性を精力的に発信している。FPサテライト株式会社所属FP。