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医療保険とは

医療保険には、公的な医療保険と民間の医療保険があります。公的な医療保険は国の社会保険制度のひとつで、全ての国民は公的な医療保険制度への加入を義務づけられています。例えば、健康保険に加入している方が医療機関に保険証を提示すると、一部の医療費負担で治療を受けることができます。
そのため、民間の医療保険は、あくまで公的な医療保険でカバーしきれない部分を補ったり、保障をより充実させたりするためのものであることを心に留めておきましょう。まずは公的な医療保険でどこまでカバーできるのかを見てみましょう。

公的な医療保険について

医療費の自己負担

国民の医療費負担は0歳から小学校就学前の場合は2割、小学生以上69歳以下の場合は3割、70歳以上75歳未満の場合は2割、75歳以上は1割(70歳以上の方で現役並みの所得者は3割)となっていますので、少ない負担で治療を受けることができます。

■厚生労働省「医療費の自己負担額」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/info02d-37.html
※自治体により異なります。

高額療養費制度

大病を患ったり、大ケガをしたりしたときは治療が長期に渡る為、治療が長引き健康保険が適用されても医療費が高額になってしまう可能性があります。そのようなとき、家計への経済的な負担を軽くするために設けられた制度が高額療養費制度です。1か月の医療費が上限額を超えたときに、その超えた額を受給することができます。高額療養費制度の詳細は厚生労働省のホームページをご確認ください。

■厚生労働省「高額療養費制度について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html

傷病手当金

傷病手当金はサラリーマン等被用者保険に加入している方が病気やケガで働けなくなってしまったときに、給付金を受け取れる制度です。最長で1年6か月、1日当たり標準報酬日額の3分の2に相当する金額を受け取ることができます。傷病手当金の詳細は全国健康保険協会のホームページをご確認ください。

■全国健康保険協会ホームページ
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/

民間の医療保険について

医療保険の保障内容

民間の医療保険は多くの保険会社が販売しており保障の内容はさまざまですが、一般的に入院や手術をしたときに給付金を受け取れるというのが基本的な保障となっています。
この基本保障に特約を付加することで、より手厚い保障を準備することができます。

入院給付金について

病気やケガで入院をしたとき、「入院給付日額×入院日数」の入院給付金を受け取ることができます。

(例)入院給付日額が5,000円で10日間入院した場合の受け取れる入院給付金額
5,000円×10日=50,000円

入院給付金の給付対象となる入院日数は1回の入院について、60日・120日など日数が決まっています。保険会社によっては特約や特則を付加することで、がんや三大疾病等、特定の病気で入院したときに、給付対象になる入院日数が延長される商品があります。

手術給付金について

病気やケガで所定の手術を受けたときに手術給付金を受け取ることができます。
所定の手術として公的医療保険制度対象の手術としている保険会社が多くなっています。
ただし、公的医療保険制度対象の手術でも給付対象外となる手術がありますので事前に確認することが大切です。
手術給付金は一般的に「入院給付日額×所定の倍率」の金額となります。

(例)入院給付日額が5,000円で手術給付金倍率が10倍の場合に受け取れる手術給付金額
5,000円×10=50,000円

※所定の倍率は一律であるタイプと、手術の種類によって変動するタイプがあります。

医療保険の特約について

医療保険に特約を付加することで保障を手厚くすることができます。
ここでは医療保険に付加できる代表的な特約を紹介します。
※特約の名称は保険会社によって異なります。

先進医療特約

先進医療の技術料は健康保険の対象外となるため、実際に先進医療を受けるとなった場合に高額な金額がかかる可能性があります。この特約を付加していれば、病気やケガで先進医療を受けたときに、先進医療にかかわる技術料相当額(自己負担額)の給付金を受け取ることができます。給付される金額は保険期間を通じて通算2,000万円までなど限度額が決められています。先進医療の詳細については、厚生労働省のホームページをご確認ください。

■厚生労働省「先進医療の概要について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/sensiniryo/index.html

入院一時給付特約

病気やケガで入院したときに、一時金を受け取ることができます。厚生労働省「令和4(2022)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況」によると、一般病棟における平均入院日数は減少してきています。そのため、入院日数に応じて給付金が受け取れる入院給付金だけでは短期の入院のときに、十分なお金を受け取れない可能性があります。
しかしこの特約を付加しておくと、入院時に一時金を受け取ることができます。入院日数に左右されませんので、短期入院であってもまとまったお金を受け取ることができます。

■厚生労働省「令和4(2022)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/22/

通院治療特約

入院給付金を受け取った入院の原因となった病気やケガで、治療を目的とした通院をしたときに給付金を受け取ることができます。入院給付金のように、通院日数に応じた給付金を受け取れる場合や、通院日数にかかわらず一時金として受け取れる場合があり、受け取り方は保険会社によって異なります。

女性医療特約

女性特有の病気による入院や手術の保障を手厚くすることができます。女性特有の病気で入院をしたときの入院給付金を上乗せできるのが一般的ですが、保険会社によっては女性特有の病気で手術をしたときの手術給付金の上乗せができる商品もあります。
保障する女性特有の病気の範囲は保険会社によって異なります。

特定疾病一時給付特約

がん、心疾患、脳血管疾患等の特定の病気で保険会社が定める所定の状態になったときに一時金を受け取ることができます。所定の状態については保険会社によって異なりますが、一例として、初めてがんと診断確定されたとき、急性心筋梗塞や脳卒中で入院したときまたは公的医療保険制度対象の手術を受けたとき、などがあります。また、一時金を受け取れる頻度や通算受取回数の上限なども、保険会社によって異なります。

まとめ

民間の医療保険はたくさんの保険商品が販売されています。保険会社によって付加できる特約もさまざまです。どのような病気やケガが心配で入院や手術をするようになったとき、どのようなことが心配なのか。お客さまによって心配事や準備する保障は異なります。ほけんの窓口ではお客さまの心配事をお聴かせいただき、解決できる保険商品をご案内させていただいております。
医療保険をご検討されるときは、ほけんの窓口にご相談ください。

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