長期平準定期保険とは
長期平準定期保険は、主に経営者向けの生命保険商品として取扱われており、通常の平準定期保険よりも保険期間が長いことが特徴です。
定期保険のように保険料負担を抑えながら、終身保険のような長期保障が得られるため、経営者に万が一のことが起こった際や、会社が危機に陥った時のために資金準備を行うことができます。
長期平準定期保険の保険期間は、一般的に満了日が90歳代後半~100歳となる商品が多く、保険会社によっては非喫煙割引を付加できるタイプ、一定期間は低解約返戻金となるタイプ、一定期間に限り災害死亡のみを保障するタイプ、ドル建て等の外貨建てタイプ等、とさまざまな種類が取扱われています。
長期平準定期保険を活用する上での経理処理のポイント
契約日が2019年7月8日以降とその前では適用される税制が異なります。
最新の税務取扱いについては、以下のページをご参照ください。
死亡保険金を事業保障資金等の財源として活用できる
法人保険における死亡保険金の活用例
長期平準定期保険の特徴
長期平準定期保険は長期間にわたって一定の保障を確保できるため、企業の信用の裏付けとなる「事業保障対策」の力強い味方となり、ご家族の生活保障や相続対策資金として必要な「死亡退職金・弔慰金」の財源に適しています。
保険期間が長期のため更新がなく、保険金額・保険料は保険料払込期間中にわたり一定となります。そのため、企業経営においての事業保障額や必要コストについて計画が立てやすくなります。
解約返戻金を資金需要の原資として活用できる
法人保険における解約返戻金の活用例
長期平準定期保険の特徴
長期平準定期保険は、一般的に保障期間と同様に、資産形成効果も長期間にわたります。解約返戻率(解約返戻金/累計支払い保険料)が最高値(ピーク)に達するまで緩やかに上昇し、最高値に達した後も緩やかに下降していく特徴があります。そのため、勇退時期が流動的な中小企業経営者の退職慰労金の財源とすることに適しています。
また、長期平準定期保険は、逓増定期保険や、平準定期保険、生活障がい保障型定期保険等と同様に、払済保険への変更制度や、契約者貸付制度が利用できます。詳しくはこちらをご参照ください。